獣医大大学生へ犬の歯みがきセミナー開催しました


当団体の代表 森、メンバーの宍戸は神奈川県相模原市にある、麻布大学 獣医学部の3年生が選択する応用動物心理学実習のスタッフとして非常勤勤務もしています。昨年までは事務局 渡邊もスタッフとして勤務しておりました。

実習の担当教員は伴侶動物学研究室の茂木先生と久世先生です。久世先生は旧姓が荒田先生。行動治療獣医師として東大の動物病院にもご勤務されていましたので、ドッグトレーナーの中にはご存じの方が多いかと思います。

今年の実習は4頭の犬達のうち3頭が、福島、いわきの保護センターから、1頭は付属の大学病院の供血犬だった犬が、5月から約40名の学生さん達により研究やトレーニングをしながら里親さんを探しています。(9/30より募集開始しています)
里親さん募集詳細はコチラをクリックして下さい。

トレ実

獣医大で動物歯科学の授業や実習はありません。世界で4校だけだそうです。(そのうち1校は日本でしたが残念ながら教授が退官)

実習犬達はおそらく歯みがきの経験はないと思われ、学生さん達も犬の歯みがきについて詳しい話を聞くのは初めてだと思います。
実習犬の口臭が強い、歯が抜けてしまっているところがある、など口腔内の問題を気にして学生さん達は真剣にメモをとってくれていました。

犬の歯周病や歯みがきに適した道具や選択方法は、どのセミナーでも必須なのでもれなくお話して、デモはロダン選手です。
歯ブラシの慣らし方、実際の歯みがき方法、歯みがきをする際には犬の口がパクパクしないように閉じさせますのでその方法など、トレーニングのしかたもお伝えしました。
里親さんに譲渡されるまでは担当の学生さんが歯みがきをしていますので、少しでも口内環境が改善されていることを願います。

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