春に続いて秋も開催となった「愛犬の歯みがきスクール」ですが、いよいよ実際に愛犬と歯みがきを始める回になりました!
皆さん、ご自宅での練習も順調のようです^^
今回歯みがきを開始するにあたり、回顧録!
歯ブラシで歯と歯茎の境目を磨くのがポイントです。
力をいれるのはどの程度だったら、ブラシが広がったりせずにしっかり歯みがきできるか?
模型はほっぺたがないので、しっかりブラシの様子を目視できて便利です。
3回目の講座で行う座学の内容は、獣医師以外が行う無麻酔の歯石除去について、です。
トリミングサロンやペットショップ、イベント会場などで行われている事が多く、
器具の消毒に問題があったり、アメリカの資格などといって(日本では、日本の法律が適用されます)、歯石を取った後の消毒もない状態で、本当に安全とは言えません。
(予防である歯みがきは、誰が指導しても法律に抵触しません。歯石除去が治療の分野であれば、獣医師以外はできません)
ご参加の方の中に、獣医師以外が行う無麻酔の歯石除去をやってもらった方がいらっしゃって、
体験談をお話してくださいました。
ご愛犬がまだ永久歯に生え替わっていない時期(つまり、乳歯の状態)、早いうちから歯周病予防をしようと考えて、施術者のところに連れていったところ、ガリガリ、ガリガリ、、、
と施術されて、その後、家に帰ってからご愛犬は顎がガクガク細かく動きっぱなしになってしまい、ゴハンを食べるのが難しかったそうです。
そもそも乳歯の時期に歯石除去をしなければいけないほど歯石が着いているのでしょうか…?
考えるとコワいですよね…
善かれと思ってやった結果が、やらなければよかったと後悔した一件だったとお話して下さいました。
でも、この事があって、ご愛犬の歯みがきをしっかりやろう!
と、歯みがきの練習をして下さっています^^
今回の実技は、というと、いよいよ歯みがきを実際にやってみる、ですね。
歯ブラシ慣れと鼻スポの合体ワザが歯みがきになります。
上手にできていると、一度に何本も続けて歯みがきしたくなってしまいますが、
そこはこらえて、短い時間にします。
犬のとって長く感じる時間の歯みがきになると、嫌がってしまい、今までの練習が水の泡に…?
なので、嫌がる前にやめる事を意識してみるのもオススメです!
続々とできるようになった犬達。(写真が小さくなってしまい、ごめんなさい)
歯みがきがしっかりできるようになるには時間がかかりますので、
半年から1年くらいかけるつもりで、練習はスモールステップで短時間行うことをお薦めします。
歯磨きする時に力がはいってブラシが開いていないか?
歯と歯茎の境目にブラシが届いているか?
ご家族の練習も日々上手になっていくと思います。
講座は初めの一歩なので、二歩目、三歩目と前進していただければ嬉しいです。
ご参加、ありがとうございました。