8月6日、市民サークル「Machida 犬部」での犬の歯みがきセミナーを愛犬同伴で開催しました。普段からなんらかの形で愛犬とトレーニングを継続している方達ばかりでしたので、座学中も全頭静かに待機していたのには、拍手です!
犬の歯周病の話、歯ブラシの選び方や歯みがきには適さないアイテム、歯みがきをするための心得を座学でお話しました。
いよいよ実践編です。
歯みがきをするには、歯ブラシを噛まないようにマズルを固定するのがお勧めです。普段から体の色々なところを触られても平気な練習をいしている犬達は口に人の手でカバーされる練習もサクサク進みます^^
よくご質問をいただく歯みがき時の姿勢ですが、小型犬も大型犬も仰向けなどの抱っこはしません。歯みがきするに当たって仰向けの姿勢によるキケンが伴うからです。(詳しく書くと長文になるので割愛します)
歯ブラシに慣らす練習もしました。歯みがきしようと思っても、歯ブラシを見ると逃げちゃう犬、いますよね?その場合は何が原因なのかを飼い主さんと細かくチェックして、練習をするレベル別にお話をしましたよ!
そして最後にプラーク染め出しで、磨き残しがないかをチェックしました。「きゃ~」とか、「ふふふっ」とか「やったー!」とか、飼い主さん達の反応は色々で、歯みがきの大切さを実感していただきました。
* 当団体ではプラーク染め出しについて、歯科医師、獣医師の指導の元、犬に使用可能な種類を使っています。
ちなみに、歯周病の原因はプラークです。歯石はプラークが石灰化したもので、直接の歯周病の原因ではありません。歯石除去は無麻酔 / 麻酔使用に関わらず、治療行為ですので獣医師の範疇になります。 イベントやサロンで無麻酔歯石除去をしているところがあるようですが、国内、海外に関わらず民間認定資格を取っていても、日本の獣医師法は適用されません。(つまり、違法行為) ましてや歯石除去を屋外のイベントでやった場合、衛生管理は、器具の滅菌なども含めて考えるとどのような状態なのか想像を絶します *o*;;; 事故も多発していて、施術2週間後で全ての歯が抜け落ちてしまった事例などがお付き合いのある病院から報告が入っています。
(そのうち、潜入レポートした時のことをお伝えしましょうか、ねぇ、、、)
皆、歯みがきでプラークを増やさないように歯周病予防して、健康な口腔環境を保っていただきたいと思います。
* 本サイト内ブログを含む内容及び写真等の転記転載流用を固くお断りいたします。