愛犬と一緒に参加する犬の歯みがき講習会開催しました!


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8/19~4回のコースで、愛犬と一緒に参加する「犬の歯みがき講座」を麻布大学の構内にある建物をお借りして開催しました。

担当は代表、森と、事務局、渡邊のドッグトレーナー2名体制で、マンツーマンに近い状態で色々お伝えできました。

 

 

 

 

 

 

 

まずは、歯みがきに必要なマズルを触る練習から。しかーし、マズルだけ触るのが大丈夫だったら歯みがきできるかというとそうではなく、体のどこを触っても平気でいられることが必要になります。

 

 

 

 

 

 

 

そして次に必要なのは、歯ブラシを見ても逃げたり怖がったりせずに、歯ブラシを受け入れる練習です。 1歳の黒ラブの女の子は犬生初歯ブラシ!

 

 

 

 

 

 

 

それから、いよいよ歯ブラシを口の中に入れる練習です!

 

 

 

 

 

 

 

ビーグルは10歳の女の子。すでにおうちで歯みがきをしているそうなのですが、奥歯(臼歯)が磨きにくいのがお悩みでした。和犬系ミックスの男の子。麻布大学 動物心理学実習の実習犬で福島からの保護犬です。年齢はわかりませんが実習を履修している学生さんが口臭が気になるということで、今回の犬の歯みがき講習会に一般の飼い主さんと一緒に参加なさいました。

イエローのラブラドールは森の愛犬ロダン。学生さんの歯みがき練習で出動しました!現在6歳ですが、毎日の歯みがきの結果、今まで歯周病知らずで、もちろん歯石もありませんので、歯みがきをしていると口内がどういう状態なのかを参加の皆さんに見て確認していただきました。

ちなみに、歯周病の原因は歯石ではなく、プラーク(歯垢)です。人の方のデンタルケアのCMなどはプラーク除去と言っているのに、なぜか犬は歯石除去になっているというのが不思議ですよね…。

 

 

 

 

 

 

 

歯ブラシを歯にどう当てたらいいのか?

磨く回数は?

奥歯(臼歯)の位置がわかりにくい時はどうすれば確認できるの?

歯みがきペーストがなぜ不要なのか?使用するデメリットは?

歯ブラシの選び方は?

などなど、沢山の質問にもお答えし、スッキリ解決してもらえたと思います。

犬の歯みがきウラ

 

 

 

 

 

 

 

プードルの男の子は7ヶ月齢。皆さん、毎回の宿題をしっかりやってくださったので、最終回は歯の裏側も磨けくことに成功しましたよ!講義の場所はドッグランとセットで*貸切できるので、歯みがき中はじっとおとなしくしている犬達に少しでも負担がかからないように、講座開始前と休憩時間にドッグランで運動してもらい、気晴らし+パワー発散してもらいました!歯みがき上達には時間と練習が必要で、飼い主さんが犬が嫌がっていないかどうかをしっかり様子をみて、嫌がらない歯みがきの練習が必要になります。犬は個々に様子が異なるので、状態を飼い主さんに伝えるのはやはりドッグトレーナーが最適では?と、実感した講習会となりました。犬だって歯が命! 歯みがきを続けて健康寿命に役立てていただきたいと思います^^

 

(*貸切には大学の承認が必要で、外部一般の人は原則不可とのこと。森、渡邊は同大研究室で非常勤にて勤務しております)