「犬の口腔リハビリ」勉強会開催しました

犬の鼻

犬口腔ケアセミナー

3/19(火)に、当団体の勉強会講師、林一彦先生による勉強会が開催されました。
勉強会のお題は「犬の口腔リハビリについて」
まだ、この分野は誰も行っていないと思われます。
って、いうことは、

日本初!? いや、世界初!?

と、いうことで聴講対象者を増やして、ドッグ デンタルケア. トレーニング ソサエティのメンバー以外にも、当団体のセミナーを規定時間受講した方や、別の林先生の講座に出席して勉強されている方、約20名で受講しました。

犬口腔ケアセミナー

今回は、団体メンバーの松下裕子トレーナー(八王子市 DOG TRUST)から、犬の鼻とニオイを嗅ぐことについてレクチャーがありました。
そして、林先生から、そもそも「リハビリの定義とは?」「リハビリは医療かそうでないのか?」
などからお話が始まり、出席者の方達の考えや体験談なども発言が沢山ありました。

犬の鼻

なぜ、犬の鼻の話があったのか。
それは、歯を抜歯や自然脱落して無くしてしまった犬で舌が口から出てしまっている犬で、鼻が乾いているケースが多い、ということから、ニオイを嗅ぐことができているのか?粘膜なのに湿っていなくても大丈夫なのか?
などとの関連があると考えたからです。(ちなみに、松下トレーナーは、犬の嗅覚を使ったドッグスポーツ「ノーズワーク」のトレーナーでもあります)
今回の聴講者は、ドッグトレーナーなど犬関連業務をしている方達ですから、もちろん、犬の鼻の部位の主な名称と働き(鼻鏡、上唇溝、鼻孔)などは知っていて当然です!

リハビリのお話については、口内に潤いを与えるために使用できるものや、どういうふうにリハビリのアプローチを犬にできるのか?
飼い主さんもできるのか? などなど盛りだくさんでした。

林一彦先生
熱烈な林先生のファンの聴講者の方は、先生の著書を持参していて、本にサインをいただいていました^^

林一彦先生
林先生は、2018年度でご勤務先の大学を退職なさいます。
その後は、先生が設立した動物歯科学研究所での研究と、花小金井動物病院での診療に専念されるとのことです。
先生の退職をお祝いして花束贈呈をさせていただきました。

勉強するべきことはまだ沢山あります。
飼い主さんとのレッスンを通じて、皆で歯みがきの重要性をお伝えしていきます!